Amazonで自社商品を販売する際になくてはならないのが広告です。
数多くのユーザーに自分の商品を見てもらえなければ商品は売れません。
今回の記事ではAmazonの広告の中でも簡単に始めることができ、効果の高い「スポンサープロダクト広告」について解説したいと思います。
スポンサープロダクト広告って何??
スポンサープロダクト広告はAmazon広告の1つであり、最もお手軽に始められる広告になります。
商品をリリースした後はスポンサープロダクト広告を打って、自分の商品の露出を高めましょう。
スポンサープロダクト広告の優れた点は売れ行きの良い商品よりも検索結果の上位に表示することが
可能なことです。
下記の図(PC版)の赤枠がスポンサープロダクト広告を打っている商品になります。

赤線で示している部分にスポンサーと表示されていますね。
次はスマホ版も見ていきましょう。

どうでしょう?
スマホ版はスポンサープロダクト広告が1商品しか表示されていません。
※場合によっては2つ表示されます。
Amazonユーザーの7割がスマホから購入されることを考えるとスポンサー広告の中でも上位に自分の商品ページを表示させることが重要になるのです。
スポンサープロダクト広告は検索の上位だけではなく、一番下や真ん中あたりにも表示されることがあります。
また、ライバルの商品ページにも表示されます。
具体的には「この商品に関連する商品」部分に表示されます。

Amazonには8つの種類の広告があります。
- スポンサープロダクト広告
- スポンサーブランド広告
- スポンサーディスプレイ広告
- ストア
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- カスタム広告
- Amazon DSP
1~4がCPC(クリック)課金なのに対して、
5~8がCPM(表示)課金になります。
CPC(クリック)課金は自分の商品ページがクリックされるたびに広告費が発生します。
CPM(表示)課金は自分の商品ページがユーザーに表示されると広告費が発生します。
スポンサープロダクト広告の表示順位について
商品ページの表示順位は広告ランクで決定されます。
広告ランク=入札額 × 関連性
入札額はオークション形式みたいなもので自分で好きな金額を設定することができます。
もちろん、他のライバルセラーよりも高い金額を設定すれば自分の広告が上位に表示されやすくなります。
また、広告ランクはキーワードとの関連性を上げることで上位に表示されやすくなります。
設定したキーワードと出品した商品の関連性が高いと判断されれば、広告ランクは上がります。
スポンサープロダクト広告の種類について
少しややこしいかもしれませんが、スポンサープロダクト広告の概要図を見てみましょう。

はい。良く分からない語句がいっぱい出てきました。
大丈夫です。
一つ一つゆっくり見ていきましょう。
まずはオートターゲティングとマニュアルターゲティングについてです。

オートターゲティングとはAmazonが自動で適当なキーワードやASINに対して広告を配信する仕組みです。
オートターゲティングは情報収集のために行います。
オートターゲティングでユーザーがどんなキーワードで商品を購入してるのかをチェックしましょう。
→おおよそ2~3週間ほど試してみましょう。
オートターゲティングで集めた情報を元に購入率の良かったキーワードやASINをマニュアルターゲティングに落とし込みます。
マニュアルターゲティングとは自分でキーワードやASINを設定して、広告を配信する仕組みです。

オートターゲティングには4つのマッチタイプがあります。
「ほぼ一致」「大まかな一致」のKWは検索結果ページに広告が表示されます。
「補完商品」「代替商品」はライバルセラーの商品詳細ページに広告が表示されます。
次はマニュアルターゲティングのキーワードターゲティングについてです。

キーワードターゲティングでは自分でキーワードを設定します。
オートターゲティングで購入率が良かったキーワードを設定しましょう。
マッチタイプとしては「部分一致」、「フレーズ一致」「完全一致」の3つがあります。
それぞれ見てみましょう。

部分一致では幅広いキーワードに対して広告を打つことができます。
しかし、余計なキーワードも拾ってくるので資金に余裕のある人や幅広いキーワードで広告を回したい人におススメです。
一方、フレーズ一致では「完全一致」も含まれているので、最初は「フレーズ一致」を使うことをおススメします。
次は商品ターゲティングについてです。

商品ターゲティングとはライバル商品(ASIN)に対してあてる広告になります。
ライバルの商品のASINを登録することで、商品詳細ページに自分の商品の広告を打つことができます。
ライバル商品を選ぶ際はレビュー数・質、価格帯、プライムマーク等を参考にして決めましょう。
商品ターゲティングのASINの設定は競合商品だけではなく、自社商品に対しても広告をかけることができます。
自社商品に対して広告を打つことでライバルセラーが自社商品に対して広告を打つことができないようにするわけですね。
また、カテゴリーに広告を配信することもできます。
価格帯やレビューの星の数などで条件を絞って広告を打つこともできます。

まとめ
以上がスポンサープロダクト広告の概要になります。
スポンサープロダクト広告では商品をいかに上位に表示させて、露出を多くするかが重要になります。
次回の記事では実際の広告の運用方法について解説したいと思います。
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