物販をしている多くの人はFBAにお世話になっているのではないでしょうか。
非常に便利なFBAですが、商品の大きさやジャンルにより手数料が大きく異なります。
FBAの手数料を意識しないで商品を販売してしまうと、赤字になってしまうかもしれません。
今回の記事ではFBAで発生する手数料について詳しくまとめてみました。
FBAとは
FBA(フルフィルメント by Amazon)とは簡単に言ってしまえば、商品の保管・注文処理・出荷・クレーム対応などを全て行ってくれるサービスのことです。
Amazonの倉庫に商品を送ってしまえば後はAmazonが勝手に販売してくれます。
(通称、自動販売機)
非常に便利な機能ですが、もちろん手数料もかかります。
大きく分けて下記の3つの手数料がかかります。
・販売手数料
・在庫手数料
・在庫保管手数料
それでは、詳しく見ていきましょう。
販売手数料
販売された各商品に対して販売手数料が発生します。
販売した商品ジャンルによって販売手数料が異なります。
また、一部のジャンルの商品は『1商品当たりの売り上げ合計が〇〇円以下の場合は△△%』のように
売り上げ金額によっても販売手数料が異なります。
詳しくはAmazonのHPを確認しましょう。大体の商品の販売手数料は8~15%です。
また、複数のカテゴリに該当する商品は他のセラーの商品を確認し、出品手数料の安いカテゴリを選択しましょう。
在庫保管手数料
あなたの商品はAmazonの倉庫に納入します。
納入後1か月を経過しても商品が倉庫に残っていた場合は「在庫保管手数料」が発生します。
在庫保管手数料は時期や大きさによっても異なります。

※商品サイズは商品を箱に梱包した状態の大きさです。
それでは例を出して計算してみましょう。
例)時期:11月 商品サイズ:1000cm3 保管日数30日

大きな商品を取り扱ってしまうと保管手数料が高くなってしまうんですね。
そうですね。
なので、初リリース商品はなるべく小さい商品が良いです。
小さく、壊れにくく、安い商品は初心者が取り組みやすいですね。
また、365日以上、保管している商品は長期在庫保管手数料の対象になってしまいます。
請求される金額は1000(cm3)あたり、17.773(円)になります。
通常の保管料金よりも高くなるので預けっぱなしにするのではなく、自宅や事務所で保管するようにしましょう。
AmazonのFBA倉庫から自宅へ返送する場合にかかる費用は小型・標準サイズと大型サイズで
異なります。

在庫保管手数料の確認方法
在庫保管手数料は売り上げ金額から自動で差し引かれるので把握できていない方も多いのではないでしょうか。
在庫保管手数料はAmazonのセラーセントラルから確認することができます。
手順は以下の通りになります。
①セラーセントラルの【レポート】のペイメントをクリックする。

②ペイメントダッシュボードの【トランザクション】をクリックする。

③「サービス料金」を選択し、対象期間を決める。「更新」をクリックする。

①~③の手順が終了すると下記のように30日間のFBA保管手数料が表示されます。

配送代行手数料
最後に配送代行手数料についてです。
配送代行手数料は商品の大きさによって手数料の金額が異なります。
※2021年6月16日より改定の数値を記載
まずは商品サイズ区分を見てみましょう。

最長辺、中間辺、最短辺は梱包状態(段ボール)の3辺それぞれの長さを表しています。
それでは、梱包状態の3辺がそれぞれ40cm×30cm×25cmの段ボールだと仮定して、商品サイズ区分を考えてみましょう。
この場合、最長辺「40cm」と中間辺「30cm」は標準サイズ区分以下の長さですね。
しかし、最短辺の長さは「25cm」となってしまい、標準サイズ区分の長さを超えてしまいます。
つまり、1辺だけでも標準の基準を超えてしまうと、商品サイズは大型とみなされます。
次にそれぞれの商品区分での配送代行手数料を確認してみましょう。

上記の表に従い、自分の商品の配送代行手数料を確認しましょう。
※上記の商品サイズ区分の「小型」よりも配送代行手数料が安くなる「FBA小型軽量商品プログラム」については別記事で紹介したいと思います。
まとめ
Amazon FBAは超便利な機能ですが、商品サイズが大きくなると「予想していたよりも利益が取れない!」ということもあります。
中国輸入OEMをする場合は商品が大きくなると国際送料も高くなります。
商品を仕入れる前はしっかりと手数料も意識しましょう!
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