物販をしている人であれば一度は聞いたことがあるFBAマルチチャネル。
FBAマルチチャネルを使うことでFBAの超優秀な機能をAmazonだけではなく、
別のECサイトでも使うことができます。
今回の記事ではFBAマルチチャネルの利用方法とメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
FBAマルチチャネルとは
まずはFBAについて解説したいと思います。
FBA(フルフィルメント by Amazon)とは簡単に言ってしまえば、商品の保管・注文処理・出荷・クレーム対応などを全て行ってくれるサービスのことです。
(FBAはお金を生み出す自動販売機とも言われています 笑)
Amazonの倉庫に商品を送ってしまえば後はAmazonが勝手に販売してくれます。
このFBAはAmazonで商品が売れた場合だけではなく、他のECサイト(楽天やヤフショ等)で商品が売れた場合にも利用することができます。
それがFBAマルチチャネルです。

FBAマルチチャネルを利用することで自分で梱包→発送する手間が省けるわけですね。
これだけ便利な機能であれば使わない手はありません。
FBAマルチチャネルの利用料金
これだけ便利な機能であれば、利用料が気になりますよね。
具体的な利用料金は以下の3つです。
- ①Amazon大口出品料金
- ②在庫保管手数料
- ③配送手数料
それでは一つずつ、見ていきましょう。
FBAマルチチャネルを利用するためにはAmazonの大口出品に登録しなければいけません。
小口出品は対応していないので注意しましょう。
料金は5,390円(税込み)になります。
在庫保管手数料については商品の大きさ、時期によっても大きく異なります。
詳細については過去の記事にまとめていますので確認してみて下さい。
FBAマルチチャネルを使う上での注意点
便利に見えるFBAマルチチャネルですが、注意点もたくさんあるのでしっかりチェックしましょう。
①お届け日時指定便が使えない商品がある。
梱包した商品の3辺の合計が151cmを超える、または25kgを超える場合はお届け日時指定便が使えません(→リンク先)。
大きな商品をお客さんに届ける際は迷惑が掛かってしまうことを理解しなければいけませんね。
②フリマサイトでの販売には利用できない。
メルカリ、ラクマ、PayPayフリマなどのフリマサイトでは個人間の取引がルールです。
つまり、商品が手元にない状態での出品は禁止されています。
この規則を破るとアカウント停止や売上金を引き出せない事態になることもあります。
ヤフーショッピングや楽天などのECサイトでは使用することができます。
③代金引換では注文1件につき324円の手数料がかかる。
代金引換はクレジットカードを持っていないご年配の方やクレジットカードに抵抗のある方に人気な決済方法です。
この代金引換には324円の手数料が発生し、Amazonのペイメントより自動で引き落とされます。
④無地段ボールでの出荷を対応していない倉庫がある。
FBAマルチチャネルではAmazonのロゴ入り段ボールの代わりに無地の段ボールでの出荷も行ってくれます。
利用したい場合は申請を忘れずにしましょう。
注意点としては無地段ボールを取り扱っていない倉庫があることです。
下記は無地段ボール取り扱いをしているFBA倉庫の一覧です。

⑤配送ラベルの送り元がAmazonの表記になってしまう。
無地の段ボールに変えたとしても配送ラベルの送り主はAmazonと表記されてしまいます。

事情を知らない購入者はAmazonで注文をしていないのに商品が届いたと思ってしまいます。
購入者には「Amazonの倉庫から発送します」と一言メッセージを伝えましょう。
まとめ
在庫を一括管理でき、配送の手間がかからないFABマルチチャネルは販路拡大の強い味方です。
デメリットも意識しながら上手に使いこなしましょう!
コメント