中国輸入OEMの商品リサーチにかかせないのが「セラースプライト」。
しかし、皆さんはセラースプライトを上手に使えているでしょうか。
今回の記事ではまだセラースプライトを使ったことがないという方にも分かりやすく解説していきます。
前回の記事を見ていない方は先にそちらを先に見た方が理解が深まります。
慌てなくてよいのでじっくり理解していきましょう。
目次
セラースプライトとは
セラースプライトとは世界中のAmazon市場のデータを可視化できるツールになります。
Amazonでビジネスをするのであれば、Amazonを知らなければ商売はできません。
正直、中国輸入ビジネスでは必須のツールです。
セラースプライトで手に入るデータは数多くあります。
一例をご紹介しましょう。
- ライバル商品の1か月あたりの売上金額
- ライバル商品の売上個数
- キーワードの月間検索数
- 年間を通しての売れ行き
- キーワードの成長率 などなど
喉から手が出るほど欲しい情報ですね。
月間1万円程度ですが、招待コード「IH3115」を使用すれば、30%引きで利用できます。
※私には1円も入ってこないのでステマではありません 笑
STEP.1 月間検索数を決める
STEP.1ではキーワードリサーチツールを使った商品の絞り込みを行いましょう。
①下記のキーワードの「キーワードリサーチ(赤枠)」をクリックします。

②以下の通りに設定して、リサーチボタンを押しましょう。

③以下の検索結果が表示されます。

キーワードについて様々な情報が表示されています。
これらの各項目の数字を判断して、参入するかどうかを決めていきます。
STEP.2 「キーワード」が適正なものを選ぶ

まずはキーワードが適正かどうかを判断します。
「Sony」や「アシックス」はキーワードとしては適正でしょうか?
これはダメですね。なぜなら、Sonyやアシックスの商品に参入することはできないからです。
このようなブランド名はリサーチの対象から外しましょう。
他にも「ビオレU」や「すみっこぐらし」などもリサーチの対象外ですね。
あなたがリサーチの対象とするべきなのは「ギターストラップ」や「スマホリング」などの大枠の商品名になります。
STEP.3 検索トレンドを確認する

次は検索トレンドを確認してみましょう。
検索トレンドって何?
検索トレンドを見ることで過去の「キーワードの検索数の推移」が分かります。
これを見れば季節性商品かどうかが一発で分かりますね。
では、下の検索トレンドを見て、どちらの商品の方が取り扱いやすいと思いますか?

正解は波形が一定である左の商品(レーザーマウス)です。
初めてリリースする商品は通年売れる商品を扱いましょう。
STEP.3 月間販売数(転換率)を確認する

月間販売数はそのキーワードに対して、月間で平均何個売れているのかが分かります。
また、転換率は 月間販売数 ÷ 月間検索数で求めることができます。
転換率って何%くらいあればいいの?
正解はないですが2%以上は欲しいですね。
ちなみに、アパレルなどはこの転換率が低めになります。
これはウィンドーショッピングをする人が多く、検索をしても商品を購入する人の割合が低いからですね。
STEP.4 クリック集中度を確認する

クリック集中度を確認することで、「上位3商品の独占率」が分かります。
例えば、上位商品であるAとBとCの商品のクリック数の合計が1,000回だったとしましょう。
そのキーワードでのクリック総数が10,000回だった場合、クリック集中度は10%になります。
クリック集中度 = (1,000回 ÷ 10,000回) ×100 =10%
クリック集中度が高すぎると上位商品で固められているので参入しづらいですね。
これも正解はありませんが、私は30%~70%程度で検索しています。
STEP.5 PPCコスト率とPPC入札額を確認する

PPC入札額はAmazonが推奨している入札額の値になります。
PPCとか、入札ってどういうこと? 良く分からない・・・
まず、PPC(広告)とは「クリック数に応じて課金されるインターネット広告」のことです。
PPC入札額とは自分の商品を広告の上位に載せるために必要な1クリック当たりの広告費用になります。
このPPC入札額は「入札」とある通り、ライバルとオークション形式で競い合います。
つまりPPC入札額が高ければ競争が激しい市場というわけですね。
PPCコスト率を確認することで「商品価格に占める広告費の割合」が分かります。
例えば3000円の商品のPPC入札額が30円の場合はPPCコスト率は1%となります。
PPCコスト率 =(30 ÷ 3,000) × 100 = 1%
このPPCコスト率が低ければ、広告費で赤字を出す可能性が低くなります。
PPC入札額は商品の価格と比例して高くなるわけではありません。
PPC入札額はあくまでも競争の激しさを表します。
また、PPCコスト率は商品の価格が高くなれば、反対に低くなります。
STEP.6 ライバル商品カタログの画像クオリティを確認する

↑の例で示しようにキーワード(ドライヤーホルダー)の上にカーソルを当ててみましょう。
そうすると第1位~第10位までの商品が表示されます。
これらの商品カタログの画像クオリティを見ていきましょう。
ここで、注目すべき点はユーザーが購入したくなる商品画像であるかです。
比較例として以下の2点の商品を確認してみて下さい。
どちらが購入したくなりましたか?
色の違いは置いといて、商品画像②の方が購入したくなりますよね。
しっかりと商品の良さをアピールできている商品がネットショップでは売れるのです。
つまり、あなたがライバルの商品画像を見て、商品画像の作りこみが甘いと感じれば参入の余地があるのです。
STEP.7 その他の注意事項の確認
セラースプライトのリサーチ以外で注意しておきたい項目を下記に示します。
①商品は壊れやすくないか
国際輸送中の商品はけっこう適当に扱われます。
②大きな商品ではないか
1商品当たり1kg以内には押さえたいところです。
商品が大きいと国際送料やAmazonの倉庫保管費用が高くなります。
③利益率(利益額)は問題ないか
利益率は30%以上、利益額は500円以上を目指したいですね。
④法律は確認したか
電波法や食品衛生法などの気を付けなくてはいけない法律が多数あります。
詳細は下記の記事を確認しましょう。
まとめ
以上がセラースプライトを用いたリサーチ方法になります。
初めは難しく感じるかもしれません。
ただ、慣れてくればスムーズにリサーチすることができるはずです。
また、リサーチをしていて思うようにお目当ての商品を見つけることができずに落ち込むこともあるかと思います。
大丈夫です。私も2時間リサーチした結果、何も見つけることができないことは結構あります 笑
焦らずゆっくりリサーチしましょう。
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