中国輸入×Amazon販売 仕入れにかかる費用7つを詳しく解説②(6記事目)

商品リサーチ

前回の記事では中国から商品を仕入れる際の7つのコストの内の1~4を解説しました。

  1. 商品代金
  2. 中国内送料
  3. 代行手数料
  4. 国際送料

今回の記事では5~7について詳しく解説します。

  • 5.関税
  • 6.消費税
  • 7.通関手数料(中国国内と日本国内)

⑤関税

関税は国内産業、市場の保護を目的に実施しています。

中国の安い製品が日本で流通すると日本の産業が成り立たなくなるために関税をかけているんですね。

関税は商品代金と国際送料の合計金額20万円以下か以上かで適用される税率が異なります

本発注ではできれば20万円以下で抑えたいですね。
ただ、20万円以上でも以下でも税率が変わらない場合もあるのでそれぞれリンク先を確認してみて下さい。
実行関税率
簡易税率  

毛皮、革製品などは税率が高くなります。

ちなみに毛皮、革製品は法律にも注意が必要です(→リンク先)。

また、個人での輸入と法人での輸入では税率が異なります。

私は「個人での輸入」になるのかな・・・?
でも、大量に仕入れた場合は「個人での輸入」って無理があるような・・・

サンプルなどの少ない仕入れの場合は「個人での輸入」に該当します。
ただし、本発注のように個人で消費しきれない場合は「法人での輸入」になります。

ちなみに個人輸入で商品代金が16,666円以下の場合は関税がかかりません。
サンプルの仕入れなどは16,666円以下に抑えたいですね。

また、関税の支払いについては代行業者ではなく、個人で支払います。

支払いは以下の3つのパターンがあります。主に①が一般的です。

①商品受け取り時に関税を支払う

②商品到着後に請求書で支払う

③関税支払い後に商品を受け取る

①の場合は手元に現金を準備しておきましょう。

関税や消費税の支払いについて

関税の他にも消費税を商品受け取り時に支払うのが一般的ですが、現金支払いってすごく面倒ですよね。

「自動で引き落としをしてくれる方法があればな~」と思うあなたにご紹介したいのがリアルタイム口座

また、リアルタイム口座を開設することで、手数料の600円を取引の度に払わなくて済みます。

気になる方は以下の記事をご参考下さい。

リアルタイム口座の開設方法について解説

⑥消費税

我々が、コンビニなどで商品を購入する時と同様に、中国の商品を購入すると消費税が発生します。

(商品代金+国際送料+関税+その他税金)×10%』で計算されます。

消費税も関税と同様に、個人輸入で商品代金が16,666円以下の場合は関税がかかりません

ただし、酒やタバコは課税されます。

消費税についての補足

実は消費税は輸入消費税と地方消費税の総称です。

それぞれ、国税と地方消費税に当たり、以下のように計算されます。

輸入消費税=(CIF価格+関税+その他税額)×7.8%

※CIF価格(仕入れにかかったコスト)とは『製品価格+国際送料+保険代金』になります。

地方消費税=輸入消費税×22/78

難しいのでここまでは覚えなくても問題ありません

⑦通関手数料

いよいよ最後の項目になります。

通関手数料とは税関で通関作業をする際に発生する費用になります。

税関に対して支払うわけではなく、主に通関作業をして頂く配送業者に対して支払われます。

通関手数料は日本国内だけではなく、中国国内でも発生するので気を付けましょう。

中国国内の通関手数料は『段ボール箱数×4元』で計算されます。

日本国内の通関手数料は代行業者、配送方法によっても異なります

例えば、タオタロウの海源快速船便では一回につき、1500円の通関手数料が発生します。

詳細はタオタロウの国際送料運賃表の備考欄を参照してみて下さい。

原価計算シートの作成

最後に、中国輸入にかかるコストをすぐに計算できるように原価計算シートを作成してみましょう。

私はエクセルを用いて原価計算シートを作成しました。

参考までに作成した原価計算シートの画像をお見せしたいと思います。

ぜひ、皆さんも原価計算シートを作成して、すぐに仕入れ判断ができるようになりましょう!

分からないことがあれば、ブログのコメント欄にお願いします!

まとめ

どうでしたか?

ここまで見て頂いたあなたは中国から商品を仕入れる際のコストをかなり理解したのではないでしょか。

しっかりとした原価計算をすることで、せっかくの利益商品を見落としたり、間違って利益が出ない商品を扱うことがなくなります。

分からないことは曖昧にせず、きちんと理解しましょう!

今回の記事で皆さんのモヤモヤが晴れたら嬉しいです。

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コメント

  1. 鉄心 より:

    とても分かりやすいご説明ありがとうございます。
    すごく参考になります。

    一点ご質問よろしいでしょうか。
    原価計算シートの1番右の26.7とは、何の数字なのでしょうか。
    理解力が足らずすみません、、
    ご教授の程宜しくお願い致します。

    • GoN より:

      鉄心さん

      こんばんは。

      ブログを見て頂きありがとうございます!

      さっそくですが、「26.7」の数字についてご説明したいと思います。

      「アリババ1688の商品の原価(元)×30」はざっくりと中国の商品の価格(円)を知るのに非常に便利かと思います。

      ただし、この「30」の値はかなりざっくりで計算されています。
      鉄心さんが疑問に思われた「26.7」の数字は「アリババ1688の商品の原価×30」の「30」部分になります。

      つまり、私が作製した原価計算シートを用いることで、これまでざっくり計算していた「30」部分を明確にすることができます。

      私のtwitterでもこの部分を触れていますので、ご確認下さい。
      https://twitter.com/gon2021buppan/status/1363504697802326016/photo/1

      他にもご不明な点があれば、ご連絡下さいね。

      以上になります。

  2. トニック より:

    いつもわかりやすい記事を書いていただき、ありがとうございます(^^)/

    最後の原価計算シートについてわからない点があったのでお聞きしたいです。

    一番下の段の「Amazon手数料」についてはどうやって計算しているのでしょうか?

    よければ教えていただけますでしょうか。

    よろしくお願いいたします。

    • GoN より:

      トニックさん

      記事を見て頂き、ありがとうございます!
      そして、ご返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした・・・

      既に「Amazon手数料」の件については解決されているかもしれませんが、返答させて頂きます。
      Amazon手数料は「出品手数料」と「FBA手数料」の合計値で計算しています。
      この項目はAmazonへの手数料が全体の費用の何割を占めているか判断する際に使用します。

      他にもご不明な点があれば、ご連絡下さい!

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